基本的な設定のカスタマイズ
計測間隔の設定
初期設定では60秒(60000ミリ秒)ごとに計測しています。
config.js
ファイルの、intervalMillisec: 60000,
の、60000
の部分を変更すると計測間隔を変えることができます。
この場合アップロード先のクラウドサービス側が、そのデータ計測の記録間隔を受け付けられるかどうかが問題になってきます。Machinist では、同じ時刻(分単位)に記録したデータは、後で送ったもので上書きされます。したがって、1分間に1計測よりたくさんの記録ができないことに注意してください。(のちに紹介する別のクラウドサービス「Ambient」は、記録間隔は秒単位ですが、1日辺りのデータ記録上限が3000件です。したがって定期送信する場合は30秒間隔程度が最短となることに注意してください。)
ちなみに
config.js
はjavascriptプログラムですから、intervalMillisec: 60000,
の部分は、計算式を入力することができます。例えば10分ごとに計測させたい場合、intervalMillisec: 10 * 60 * 1000,
といった具合に記述できるのです。(*は掛け算の記号です)
データ送信間隔の設定
複数回のデータ計測後に、計測値をまとめて送信することができます。つまり、センシングをするたびに毎回計測データをクラウドに送信するのではなく、ある程度計測データをストックし、まとめてクラウドに送信するのです。
config.js
ファイルの編集で、machinistBatchQuantity: 1,
の行の、1
の部分を変更するとデータ送信間隔を変えることができます。
これを2
以上に設定すると、グラフへのデータの反映にタイムラグが生じますが、総合的なデータ通信量を減らすことが出来るので、とくに長期間のデータ収集の場合は、これを大きめに設定するとよいでしょう(Iotでは実際の計測場所の電源や電波などの条件からSIM通信の利用を選択することがあり、このような場合には通信量を減らすことは大きなメリットがあります。)
なお、machinistBatchQuantity:
をどのような設定値にしていても、システムを起動した直後の一回目の計測データは、直ちにデータ送信されるようになっています。